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筋膜アプローチセミナー
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代表 廣瀬寛始の自己紹介

はじめまして、この度筋骨解剖学の総合学習教材「筋プリート」「からだの白地図」「DTMR実技動画」を企画、制作しました廣瀬 寛始(ひろせ かんじ)と申します。

そもそも、なぜこのような商品を企画・制作するに至ったのか、お話させてください。

実際僕も、解剖学、特に筋肉の勉強には、苦労しました。特に筋肉に関しては、おぼえる事が非常に多く、歯が立たないことがあります!少し長文になりますが、僕の「筋プリート」「からだの白地図」「DTMR実技動画」を企画、開発するまでのお話におつきあいください。

初めての大学での解剖学受講…そして挫折!

僕が人生で初めて、解剖学の授業を履修したのは、1999年1月、アメリカ、北西部のワシントン州のプルマンという人口2万人ほどの、アイダホとの州境近くにある小さな街にあるワシントン州立大学でした。

前年のうちに大学付属の語学学校を卒業し、ようやく大学の本科の授業を受け始めることができるという喜びとともに、まだ自分の語学力に対して不安を持ったなか大学での最初の学期に、自分の専攻の必須科目である解剖学のクラスを受講しました。

授業は週1回の講義が月曜日の午前に、そして週1回の解剖実習が木曜日の午後にあり、150名ほどのアメリカ人の学生と供に5ヶ月ほどのクラスを受講しました。

解剖学の授業の始めのパートは、細胞や組織、骨などに関する勉強で、難しい専門用語をしっかり理解して、勉強しなくてはならないものの、今までの生物などの授業と進め方や勉強の方法は変わりなく、最初のテストでもいい成績を収めることができました。

しかし、解剖学の真の難題は、その次のパートである「筋肉」にあったのです。結論からお話すると、「筋肉」のパートになった途端、おぼえなければいけない知識が今までと比べ物にならないくらい、激増したのです!!

からだのなかで、必須と言われる約200個の筋肉については、1:付着部(起始、停止)、2:作用、3:神経支配を覚えないといけない。しかも、毎週開講される解剖実習では、筋肉の場所や形をおぼえて、それらが毎回テストされたのです。

単純暗記では、対応しきれない情報量。今までに味わった事のないような挫折感暗記するにも「情報の整理」「理解」などのコツが必要だと痛感しました。

実際、筋肉に関する講義のテストのあと、成績が思わしくなく、クラスをドロップアウト(脱落)する生徒が多数発生して、クラスメートが半分くらいに減ったのを覚えています。

かくいう僕も、あり得ないような悪い成績だったので、期末試験の直前になっても、筋肉での失点をカバーすることができずドロップアウト→再受講ということにしました。

そして、再受講で何とか「筋肉」について丸暗記を試みて、2度目の受講なのでなんとかいい成績をとることができましたが、おぼえる事が膨大にある「筋肉」の勉強は僕のなかで明らかにコンプレックスになっていました。

結局、はじめて大学で解剖学の勉強を受講した感想として、

筋肉に関しては、何から勉強していいのか、わからない

おぼえる事の量が非常に多い

勉強した知識をどのように活用していけばいいのかわからない

解剖学の知識をテストの為に、しっかり暗記しても、すぐに忘れてしまう

この知識を覚え続けられるのか?また、どのように役立つのかがわからない

解剖学を苦手科目にしたくない。しっかりと筋肉について理解して、筋肉に関する情報を将来の自分の仕事に役立てられる形で覚えたい!それが、僕が解剖学、特に筋肉の勉強を始めるきっかけでした。

そのような想いから、自ら解剖学、特に筋肉について勉強するコツ(方法)を必死になって考え出したのが、「筋プリート」の原型なのです。その後、僕自身の長年の考察と試行錯誤の結果、解剖学、特に筋肉の勉強のコツを自ら編み出しました。

筋肉の勉強には「コツ」(=最重要ポイントと勉強してゆく順番)があるのです!

解剖学、特に筋肉に関しての知識をマスターした僕にとっては、解剖学、運動学のクラスは怖いもの知らずでした。

また、UCMT時代には、解剖学&生理学の成績を認められて、アメリカ人のクラスメートに対して、解剖学&生理学の科目のプライベートチューター(家庭教師)を行っておりました。

そして、それらの知識を活かして、Rolf Instituteにてロルファーの資格を取得、その後、福岡で開業した後、2007年より、DTMRセミナーを開始したのです。

解剖学セミナーでの失敗!?

そして、DTMRセミナーを開催後の、2011年、僕のセミナーの多数の受講生の方から、「筋肉について勉強したいけど、どうやって勉強したらいいのか、わかならい」とか、現役の医療従事者の方からも「学生時代に、国資対策で、勉強したけど、すっかり忘れてしまった。

筋の走行や作用はまだまだ知識不足で覚えなければいけないことばかりです。学生の頃は紙面上のテストの為に覚えていましたが、実際に臨床に出てみてそれが頭に入っていなければしっかり分析もできないなと日々痛感しています。」などの声にお応えするべく、筋肉の勉強法をお伝えする「使える!筋骨解剖学セミナー」を開催させていただきました。

「勉強を楽しくする!」様々な工夫をこらしたこのセミナーには、参加費が1万円から12万円にもかかわらず、当初は、県外からも多くの参加者にご参加いただきました。でも…

「勉強のコツは身につけたとしても、何故、筋肉、骨、関節、神経などの知識をマスターできないのか?」

そこで、この課題を解決するためのピースを探す為に、僕は様々な学習法について勉強しました。

そして、そこで得た結論:「知識をしっかりと身につけるには、「復習」が一番大切」だということです!」つまり、このセミナーの中で学んだ内容も、一度の復習では足らず、仕事に忙殺されて、結局復習することができないために、なかなかマスターできなかったのです。

セミナーで学習&復習 → 忙しくて復習ができない → 忘却

人の記憶に関して有名な実験をおこなったのが、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスです。

エビングハウスは、意味のない3つのアルファベットの羅列(られつ)を、被験者にたくさん覚えさせ、そのおぼえた記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを実験しました。

その結果を、グラフ化したのが、かの有名な「エビングハウスの忘却曲線」です。

そして、僕が「使える!筋骨解剖学セミナー」を開催させていただいたて気づいたことは

解剖学は、クラスで受講するよりも、まずは自学自習向きの暗記科目です!

今まで筋肉について、面白おかしく講義してくれた先生は、誰一人としていなかった。

それは、筋肉の勉強はおぼえることがメインだからです! なので、おぼえるコツさえ分かれば、解剖学、特に筋肉の勉強は、自学自習型なのです。

からだの動きのなかで必須となる筋肉に、自らの臨床経験から、必要性を感じた靭帯や神経に関する知識を追加したのが、「筋骨解剖学」なのです。

勉強をコツコツ続けるためには?

そして、続けてゆくには「短時間で(時間がかからない)」「準備がいらない」「どこでもできる」という要素が必要でした。

知識をマスター(習得)するには?

必ず「復習」と「反復(繰り返し)」が必要です。

人によって、勉強する方法は、様々違うということ

図にまとめて勉強する人→視覚的(Visual)学習

音で勉強する人→ Auditory

からだを動かしたり、使って勉強する人→身体感覚的(Kinesthetic)学習(NLPの学習スタイル参考)

最後にPT、OT、柔整師やピラティスインストラクターなどを仕事とするセミナー受講生と、モニターのご意見を集約してこの教材「筋プリート」「からだの白地図」「DTMR実技動画」は完成しました。

「筋プリート」で筋骨解剖学の知識を身につけ、「からだの白地図」で筋肉の付着と走行を暗記し、「DTMR実技動画」で手技の動きやコツを学ぶ事で、筋膜リリースを現場で使えるレベルまで身につけることが可能になります。

今回、このような形で少しでも解剖学を勉強している皆様の知識向上・苦手克服に貢献できたらと思っております。

発売に向けてご協力してくださった関係者様、今まで携わってきた医療従事者の皆様、本当にありがとうございました。

一人でも多くの受講生に効率よく解剖学を勉強してもらい、業界全体のスキルアップ、そして、腕のいいセラピストが増えることを願っております。

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